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12月の鉱工業生産指数2.5%上昇 基調判断を上方修正

経済産業省が31日発表した2012年12月の鉱工業生産指数(05年=100、季節調整値)は88.9となり、前月比2.5%上昇した。前月を上回るのは2カ月ぶり。北米向け自動車など輸送機械の増産が全体を押し上げ、11年6月(3.8%)以来の上昇幅となった。経産省は基調判断を「下げ止まりの兆しが見られる」と上方修正した。円高修正や海外経済の持ち直しを受けて企業は先行き13年1月、2月も増産と見込んでいる。

生産指数は全16業種のうち12業種で前月を上回った。基調判断を前月までの「生産は低下傾向にある」から引き上げた。基調判断の上方修正は11カ月ぶり。

自動車など輸送機械工業の増産効果が最も大きく、伸び率は6.9%。北米向けに輸出する普通乗用車のほか、アフリカ・中南米向けトラックなどが好調だった。一般機械工業は8.7%増。米国・台湾向け半導体製造装置で大型案件があったほか、国内火力発電所の再稼働に伴うボイラー部品などが伸びた。電気機械工業は7.3%増で、気温低下でエアコンの需要が伸びた。

一方、電子部品・デバイス工業は5.3%減少と4カ月ぶりの低下となった。中国などアジアで生産するスマートフォン(スマホ)の需要が減り、半導体集積回路などスマホ向けの部品生産が計画を下回ったのが主因だ。これが響き、12月の生産指数は市場予想(4.0%増)や、経産省が先月発表した製造工業生産予測調査(6.7%増)を下回った。

同時に発表した製造工業生産予測調査は1月が2.6%増、2月が2.3%増を見込む。輸送機械工業や鉄鋼業などが好調で、3カ月連続の増加が実現すれば11年4~8月の5カ月連続プラス以来となる。

10~12月期の生産指数は87.8と前期比1.9%減と3四半期連続のマイナスを見込む。12年通年の生産指数は91.9と前年比0.3ポイント減となった。マイナスは2年連続。欧州債務危機に端を発する海外経済の低迷で輸出が落ち込んだことが主因だ。

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