消費増税で出番増 1円玉の製造5年ぶり再開へ
財務省

2013/11/28付
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財務省は2014年度に一般流通向けの一円玉の製造を5年ぶりに再開する方針だ。数億枚の規模になるとみられる。来年4月に消費税を5%から8%に引き上げるため、釣り銭などで需要が増えると判断した。五円玉の製造も6年ぶりに再開する見通しだ。

財務省は貨幣の種類ごとに需要を見極めて製造量を決める。現在は地方の金融機関や小売店などに消費増税後の一円や五円玉の必要量の聞き取り調査を実施している。結果を踏まえ、来年3月までに製造する枚数を正式に決める。

日銀によると、一円玉の流通量は10月時点で388億枚と前年同月に比べ1億枚の微減にとどまる。電子マネーの普及を受け需要が伸びていない。最近は原料になるアルミニウム地金の価格が高く、一円玉の製造コストは2~3円。「つくればつくるほど採算割れの状況」(理財局幹部)のため最近は流通向けの製造を見送っていた。

1989年4月に消費税を導入した際は釣り銭向けに一円や五円玉の需要が急増した。不足する分を補うために、日銀や大蔵省(現・財務省)の担当者らは大型連休を返上して対応に追われた。

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