武富士、更生法申請へ 過払い金返還重く
負債総額4300億円、さらに拡大も

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2010/9/27付
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過払い金問題は、利息制限法が定める上限金利(15~20%)を超えて顧客が支払った利息部分について返還を請求できるとした2006年1月の最高裁判決が発端。武富士は顧客からの返還請求に対し、個別に減額や支払い期日の延期を求め、経営への影響を緩和しようとしてきた。

だが、07年以降、過払い金の返還額は年1000億円前後に上り、07年3月期には、1998年の東証への株式上場以来初めての赤字に転落した。さらに、08年秋のリーマン・ショック後、社債発行など市場での資金調達を中心とする武富士の資金繰りは悪化。事実上の新規貸し出し停止に追い込まれ、スポンサーとなる支援先を探す必要に迫られていた。

武富士が法的整理の枠組みを使うのは、返還負担を早期に確定しないと、スポンサー候補との交渉など再建に向かえないとの判断もあるもようだ。

武富士の今年3月末の貸付残高は6000億円弱と、ピークの02年3月期の1兆7000億円強の3分の1程度に減少していた。

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