保護主義抑止へ協調 G20貿易相会合、新興国に異論も

2012/4/21付
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【プエルトバジャルタ=共同】メキシコ西部のプエルトバジャルタで開かれていた20カ国・地域(G20)による初めての貿易相会合は20日、自国の利益を優先する保護主義の抑止に向け、協調して取り組むことで各国が総論では一致し、閉幕した。

ただ、新興国を中心とした数カ国からは、部分的には異論も出るなど、各国間に溝があることも示した。

議長国メキシコのフェラリ経済相は議論を総括するスピーチで「保護主義抑止に向けて各国が連携を強化することを確認できた。議論の結果を、6月に開催されるG20首脳会合に反映させたい」と期待を込めた。

会合では、日本の牧野聖修経済産業副大臣が「世界経済は結び付きを強めており、自由貿易を進めるための政策協調が必要」と強調するなど、先進各国は、保護主義抑止に向けた取り組みを強めるべきだと主張。

一方で「個別の国が独自に政策を立案する余地を残す必要がある」「自由化を一度に進めるのは困難」といった意見も出るなど、新興国を中心に画一的なルール作りには難色を示す場面もみられた。

また、企業活動のグローバル化が進み、一つの製品をつくるのに、部品の供給や研究開発、組み立てなどで、多くの国が関わるようになっている現状を踏まえ、自由な貿易活動の重要性も確認した。

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