2018年4月22日(日)

東京都、中部電系から電力調達 10月から学校など

2013/8/16付
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 東京都は16日、都の48施設の電力を、10月から中部電力の傘下に入る新電力のダイヤモンドパワー(東京・中央)から購入すると発表した。10月1日付で契約先を東京電力から切り替える。都は電力市場の自由化を国などに要望しており、率先して新電力を導入する。大手電力会社が営業区域を超えて電力を本格販売する初めての例となる。

 電力の供給を受けるのは職業能力開発センターや都立の盲学校など48施設で、契約電力は計約1万キロワットになる。今月初めに入札を実施。10月から千葉県にある火力発電所などから電力を調達する。

 ダイヤモンドパワーは三菱商事の子会社だが、中部電力が10月1日付で買収し、東京電力管内の首都圏で電力の小売りや卸売りに参入することを決めている。

 猪瀬直樹知事は記者会見で「競争のある電力市場を構築するには電力会社が地域の壁を越え競いあうことが必要になる」と指摘。そのうえで「(中部電力が買収する)ダイヤモンドパワーは東電管内で電力を供給し、事実上の電力の域外供給第1号になる」と語った。

 都はダイヤモンドパワーを含む新電力と契約する都施設を、現状の33施設から10月に304施設に増やすことも発表した。新電力との契約電力は約4万1000キロワットから約9万6000キロワットになる見通し。新たに契約する271施設については、東電と契約した場合の年間料金の約1割にあたる1億9000万円を削減できるとしている。

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