12年の倒産、過去20年間で最少 民間調査
東京商工リサーチが15日発表した2012年の企業倒産件数(負債額1000万円以上)は、前年比4.7%減の1万2124件だった。4年連続で前年の水準を下回り、過去20年間で最少件数となった。中小企業金融円滑化法などの政策効果や、東日本大震災からの復興需要が倒産抑制につながった。ただ政策効果の息切れにより今後、倒産増加の懸念もある。
負債総額は6.7%増の3兆8345億6300万円だった。昨年2月に経営破綻した半導体大手エルピーダメモリなどの大型倒産が金額を押し上げた。