2018年1月18日(木)

日銀総裁「景気回復、構造改革の追い風」 米で講演

2013/10/11付
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 【ニューヨーク=佐藤大和】日銀の黒田東彦総裁は10日、ニューヨークで金融関係者らを前に講演し、質疑に応じた。日銀の異次元緩和を起点にした景気回復が政治の構造改革意欲を減退させるのでは、という質問には「その懸念もありうるが、景気が良い時のほうが複雑な利害がからむ改革は進めやすい。アベノミクスの3本の矢には相乗効果がある」と語った。

 消費税率の引き上げが景気に及ぼす影響に関しては「引き上げは絶対不可欠だ」と指摘した。そのうえで「成長率は減速する。それでも日本の現状の潜在成長率は上回る」との見通しを示し、日本経済が腰折れするとの懸念を否定した。

 総裁は「デフレ克服・日銀の挑戦」と題して英語で講演。「量的・質的金融緩和は狙い通りの効果を発揮している。物価の安定回復で日本のアニマルスピリッツを呼び覚ます」と強調した。2020年の東京五輪の開催決定も「国民心理に前向きな影響を及ぼしている」としたうえで「7年後のみなさんの訪日を歓迎する。ただ東京の地下鉄の最低運賃160円は保証しない」と締めくくり、会場の笑いを誘った。

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