村木厚子氏「古巣に戻った感じ」 厚労省局長で3年ぶり復帰
郵便料金不正事件で逮捕され、無罪が確定した村木厚子氏(56)が10日、厚生労働省の社会・援護局長の辞令を受けた。出身の厚労省に復帰するのは逮捕された2009年6月以来約3年ぶり。
辞令交付後の記者会見で村木氏は「古巣に戻ったなという感じがしている。ちょうど今日で無罪判決が出てから丸2年なので、あの時の気持ちに戻ってしっかり仕事をやれということなのかなと思っている」と述べた。
生活保護など社会福祉全般を統括する局を指揮することについては「責任の重さを感じている」としたうえで「生活保護は特にいろんなことが指摘されており、自治体や現場で苦労されている方と意見交換しながら今後のあり方を考えていきたい」と語った。
村木氏は無罪確定後は少子化対策や障害者政策を担当する内閣府政策統括官に就任。社会保障と税の一体改革では子育て関連法案の成立に貢献した。