2019年3月24日(日)

経常黒字、4月は7割減の4056億円 震災で輸出減響く

2011/6/8付
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財務省が8日発表した4月の国際収支速報によると、モノやサービス、配当、利子など海外との総合的な取引状況を示す経常収支の黒字額は4056億円と前年同月比で69.5%減少した。4月の黒字額としては比較可能な1985年以降で最低となった。

4月は貿易収支が4175億円の赤字に転落した。訪日外国人の落ち込みで、旅行や輸送などのサービス収支も赤字額が前年同月比で6.3%増加した。

一方、利子や配当にかかわる海外との取引を示す所得収支は黒字額が前年同月比34.9%増と大幅に増えた。海外からの投資信託の分配金が増えていることが一因。財務省は「分配金は地震と関係があるとは考えにくく、当面続く可能性が大きい」(国際局)と説明。当面は経常収支の黒字の目減りを抑える要因となる可能性がある。

一部の金融機関が前年同月に海外支店へ多額の送金をした反動で、海外へのお金の流出が減ったという特殊要因も所得収支の黒字増加に寄与した。

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