2019年3月26日(火)

5月経常収支、4カ月連続で黒字 輸出の伸びは低水準

2014/7/8付
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財務省が8日発表した5月の国際収支速報によると、モノやサービス、配当など海外との総合的な取引状況を表す経常収支は5228億円の黒字となった。黒字は4カ月連続。貿易赤字が減ったのが主因だが、企業が生産拠点を海外に移した影響などで、輸出の伸び率は1年2カ月ぶりの低水準だった。

5月の経常黒字は前年同月に比べると438億円(7.7%)減った。輸出から輸入を差し引いた貿易収支は6759億円の赤字だった。赤字額は前年同月比で1379億円(17%)少なくなったが、貿易赤字は11カ月連続だ。

輸出は5兆7188億円と前年同月比2%増えた。米国や欧州の景気持ち直しで15カ月連続の増加となった。ただ伸び率は2013年3月(0.6%)以来の低い水準にとどまる。今年2月までは8カ月連続で10%を超える伸び率だったが3月以降は1桁台と減速した。

自動車の海外生産が拡大しているほか、電機業界などで国内生産の縮小が相次いでいる影響が大きい。円安で価格競争力が強まって輸出数量が伸びる「Jカーブ効果」は限定的との見方が多い。

輸入は6兆3947億円と前年同月比0.4%少ない。減少は19カ月ぶり。消費増税による需要減を見越して、企業が一時的に生産財などの調達を抑えているようだ。

旅行や輸送などのサービス収支は682億円の赤字となった。赤字額は前年同月に比べ437億円多い。ただ特許の貸し出しなどで収入を得る知的財産権の受取額は4810億円と単月で過去最大だった。収支でみても2754億円の黒字となり、過去最高だった12年3月に次ぐ高水準だった。

海外からの配当金などを示す第一次所得収支は1兆4779億円の黒字となった。黒字額は前年同月に比べ3.2%減少した。

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