民主、中国共産党とホットラインで合意
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【北京=島田学】中国を訪問している民主党の輿石東幹事長は24日、同党と中国共産党でつくる「日中交流協議機構」の会議を北京で開いた。2010年の尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件を踏まえ、突発事件の発生時に迅速に対応を協議する両党間のホットラインを設置することで合意した。民主党側は樽床伸二幹事長代行、中国共産党側は中央対外連絡部の劉結一副部長が窓口となる。
24日の会議では、仙谷由人政調会長代行が尖閣諸島問題を念頭に「日中間に領土紛争はないと認識している」と述べると、中国側は「同意しかねるが対話と協議で解決したい」と応じた。