2018年7月23日(月)

訪朝で「判断材料得られた」 飯島・内閣官房参与
北京から18日に帰国

2013/5/17付
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 北朝鮮の平壌を訪問していた飯島勲内閣官房参与が17日、空路で経由地の北京に到着した。飯島氏は北京空港で記者団に「今回、私が訪問して真摯に長時間会談できた。それなりの判断材料、一つの材料としてこれから精査して考えたい」と述べた。北朝鮮側との会談の具体的な内容は明らかにしなかった。

中国・北京国際空港で記者団の質問に答える訪朝した飯島内閣官房参与

中国・北京国際空港で記者団の質問に答える訪朝した飯島内閣官房参与

 飯島氏は北京から18日に帰国するとみられる。帰国後、菅義偉官房長官らに訪朝の成果を報告する見通しだ。

 飯島氏は16日に北朝鮮序列2位の金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長らと会談した。朝鮮中央通信は金氏が「(飯島氏は)非常に重要な使命を持って平壌を再訪問した」と語り、飯島氏が「私の目的は大変隔たりがある日朝関係を……」と応じたところまでで打ち切った映像を流した。会談では日本人拉致問題など日朝間の懸案を話し合ったとみられる。

 14日からの平壌滞在中、対日関係の窓口役を務める金永日(キム・ヨンイル)朝鮮労働党書記や対日政策を担う宋日昊(ソン・イルホ)朝日国交正常化交渉担当大使らとも会った。北朝鮮メディアは飯島氏の平壌での動静を適宜伝えている。

 一連の会談の内容は明らかになっていない。今回の訪朝が日朝政府間交渉の再開や拉致問題の打開につながるのか、現時点では不明だ。

 飯島氏は小泉純一郎元首相の政務秘書官を務め、小泉氏とともに2002年と04年に訪朝した経緯がある。

 安倍晋三首相は飯島氏の訪朝について「コメントを控える」としながらも「圧力をかけながら北朝鮮の政策を変え、対話によって問題を解決したい。その中でさまざまな努力をしている」と強調。金正恩(キム・ジョンウン)第1書記との会談の可能性も「首脳会談が(問題解決の)重要な手段ならば、当然考えながら交渉していく」と述べた。(北京=島田学)

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