稲盛氏「民主党の体たらくには落胆」
日本航空の稲盛和夫会長は8日、日本記者クラブでの記者会見で、民主党の現状について「現在の体たらくには大変落胆している。こういうことのために支援してきたのではなかった」と苦言を呈した。「これでいろいろ起こって、再度、新しい政治(体制)になるのだと思う」とも述べ、政界再編の可能性に言及した。
稲盛氏は野党時代から民主党を支援し、小沢一郎元代表の後ろ盾になった。小沢氏の処分問題などに愛想をつかしたとみられ「私ももう年なので、後は静観して見ていこうと思う」と語った。
新日本製鉄と住友金属工業の合併方針についても触れ、「産業界は今こそ勇気を持って合従連衡に乗り出すべきだ」と強調。「経営者はぜひ小異を捨てて大同を採ってほしい」と説いていた。
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