日本・トルコ原子力協定交渉再開で一致 外相会談
【アンカラ=共同】日本、トルコ両政府は6日午前(日本時間同日午後)、東京電力福島第1原発事故以来見合わせていた両国の原子力協定締結交渉を年内に再開する考えで一致した。トルコ訪問中の玄葉光一郎外相とダウトオール外相が首都アンカラでの会談後の記者会見で表明した。
地震多発国のトルコは日本の技術力を評価、黒海沿岸での原発建設計画への日本の関与に期待感がある。一方、地震多発国への原発輸出に日本国内からは慎重論が出そうだ。
会談でダウトオール氏は「自由貿易協定(FTA)の協議をしたい」として両国間のFTA交渉開始を提案。玄葉氏は「閣僚級対話の枠組みを設置し、その中で検討したい」と述べるにとどめた。
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