2018年1月22日(月)

EU、サムスンを調査 アップル提訴を問題視
競争法違反の疑い

2012/1/31付
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 【ブリュッセル=瀬能繁】欧州連合(EU)の欧州委員会は31日、EU競争法(独占禁止法)違反の疑いで韓国のサムスン電子の調査を始めたと発表した。サムスンは欧州各地でスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)の特許侵害で米アップルを提訴しているが、同社が同業他社を市場から閉め出す目的で優越的地位を乱用しているかどうかを調べる。

欧州委員会はEU競争法違反の疑いでサムスン電子の調査を始めた(テレビ東京)

欧州委員会はEU競争法違反の疑いでサムスン電子の調査を始めた(テレビ東京)

 サムスンは1998年、欧州の電気通信関連の標準化を進める欧州電気通信標準化機構(ETSI)に対し、欧州の携帯電話技術の標準化に不可欠な特許は第三者に「公平、合理的、無差別という条件で使用許可を与える」との約束をしていたという。

 サムスンがアップルを相手取った訴訟は通信技術に関する特許侵害が理由で、アップル製品の販売差し止め請求は「第三者が特許技術を使いやすくするというETSIとの約束に違反したおそれがある」と欧州委は判断した。

 単一市場の欧州では基本的な技術、製品規格の標準化を進めるため、基本特許を持つ企業などに対し、第三者が特許を使用しやすくなるように配慮を要請している。欧州委員会がまとめた「標準化協定に関する指針」でも、標準化を通じた経済効果を重視している。

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