2019年8月20日(火)

トヨタ、中国で電池合弁 ハイブリッド車向け

2013/5/30付
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【上海=菅原透】トヨタ自動車が中国でハイブリッド車(HV)向け車載電池の合弁生産に乗り出す。中国の民営電池メーカー、湖南科力遠新能源(湖南省)と合弁会社の設立で合意した。トヨタは2015年にも中国でHVの現地生産を始める計画。HV基幹部品である車載電池の現地生産に日本勢として初めて踏み込む。生産コストを引き下げ中国でのHV普及につなげる考えだ。

合弁会社「科力美(中国)汽車動力電池」はトヨタの次世代エコカーの開発拠点がある江蘇省常熟に本社を置く。資本金は52億1千万円。トヨタとパナソニックのHV用電池製造会社プライムアースEVエナジー(静岡県湖西市)が41%、トヨタ中国現法が5%、豊田通商が4%を出資。中国側は科力遠が40%、常熟の投資会社が10%を負担する。

総投資額は156億3千万円で、HV向けのニッケル水素電池を製造、販売する。科力遠では「トヨタと協力しながら価格競争力の高い車載電池を供給する」という。

科力遠は11年にパナソニックから車載用ニッケル水素電池事業を買収しており、神奈川県茅ケ崎市の旧パナソニックの工場を運営している。同工場で培った生産ノウハウを活用し、中国で需要拡大が期待される次世代エコカー向け電池事業を強化する戦略だ。

トヨタは江蘇省常熟で、テストコースを含めた本格的な研究開発拠点を整備しており、HVの心臓部となる電池やモーター、制御機器の技術開発も進めるとしていた。

中国政府は次世代エコカー産業の育成に向け電池など基幹部品の外資合弁企業の設立を奨励している。トヨタの車載電池合弁は政府のこうした要請に応える格好になる。

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