2019年4月26日(金)

大卒採用、5月内定率39.3% 前年比8.6ポイント増

2013/5/30付
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2014年大卒の就職活動に明るさが見えてきた。前半戦を終えた5月1日時点の内定率は前年比8.6ポイント増の大幅改善。景気回復が続けば人材争奪が激しくなるとの見方が採用担当者を急がせている。意中の学生を囲い込もうと、早めに内定を出す大手企業も増えた。ただ企業の多くは学生を厳選して選ぶ傾向を強めており、後半戦に向け内定率が伸び悩む可能性もある。

リクルートキャリア(東京・千代田)が30日発表した「就職内定状況調査」によると、5月1日時点の内定率は39.3%と4月1日時点から24.9ポイント上昇した。文系は36.7%と前年比で9.6ポイント、理系は45.1%と6.8ポイントの上昇となった。内定率は就職希望者のうち1日までに内定を得た大学生の割合。

内定率が上昇したのは、主に大企業が有望な学生の囲い込みを急いだためだ。コニカミノルタは「内定を出すペースは前年よりやや早い。現時点で採用予定人数の98%に内定を出した」(人事部)という。大手銀行や商社でも4月の第1週に内定が集中したようだ。

今年は採用活動の開始時期が従来より2カ月遅い「3年生の12月から」となって2年目。リクルートキャリアは「窮屈な日程で思い通りに採用できなかった初年度の経験を踏まえ、学生への内定出しを急ぐ企業が増えた」とみている。景気の先行きに明るい見通しが出てきたことも大きい。

ただ、内定率がこのまま上昇していくかどうかは不透明だ。

日本経済新聞社が大手企業を中心に調べたところ、4月5日時点での14年卒の採用計画数は昨年に比べ10.7%増と改善している。だが、厳しい国際競争にさらされる企業は厳選したうえで学生に内定を出す姿勢を強めている。

大手企業が学生の囲い込みを先行させることで、これから本格化する中小の採用が厳しくなる事態も予想される。

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