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福島原発1~4号機 廃炉へ 東電会長、事故を陳謝

東京電力の勝俣恒久会長は30日、東日本大震災で被災した福島第1原子力発電所の事故後初めて記者会見し、今回の事故を陳謝したうえで、同原発1~4号機について「廃止せざるを得ない」と述べた。同社が廃炉を明言したのは初めて。勝俣氏は過労で入院した清水正孝社長の役割を代行する。周辺住民などへの補償については政府と協議のうえ、できる限り応じる考えを示した。

震災後初めて記者会見する東京電力の勝俣会長(30日)

震災後初めて記者会見する東京電力の勝俣会長(30日)

福島第1原発では、津波で非常用電源が停止し、原子炉などの冷却機能が喪失。1~4号機は原子炉や使用済み核燃料プール内の燃料が損傷し、大気中や海水に放射性物質が拡散している。

勝俣氏は会見の冒頭で「広く社会の皆様に大変な不安、心配をおかけしていることを深くおわびする」と陳謝した。

原子炉の十分な冷却などを急ぐ考えを強調したが、「最終的な安定化には時間がかかる」という。廃炉の具体的な方法や時期は「検討している」段階で、「最終的には放射能を出さなくする遮蔽を施す」とした。避難住民が帰還できる時期は「数週間というのは厳しい」と長期化する見通しを示した。

不足している電力供給力は7月末をめどに現在の2割増の4650万キロワットを確保すると表明。「夏の計画停電は最小限にとどめる」と述べた。

勝俣氏は当面、清水社長に代わり、実質的な経営トップを務める。政府と共同の「福島原子力発電所事故対策統合本部」の副本部長も代行する。

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