2019年6月26日(水)

格安航空ピーチ、3月1日就航 関空から2路線

2012/3/1付
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全日本空輸などが出資する格安航空会社(LCC)ピーチ・アビエーションが1日、関西国際空港と札幌、福岡を結ぶ路線に就航する。日本勢初の本格的なLCCとなる同社を手始めに日本航空と全日空がそれぞれ出資する他の2社も今夏に就航する。潜在需要を掘り起こす一方、従来型の航空会社との競合が予想され、航空運賃の下落圧力になる可能性もある。

ピーチの札幌線の運賃は最低4780円、福岡線は同3780円と大手の半額以下。夜行バス並みの安さに設定した。1日朝7時に出発する札幌行きの初便、同7時20分発の福岡行きの初便はそれぞれほぼ満席状態という。5月には最初の国際線として関空―ソウル線の運航を始める。今秋までに拠点の関空と国内外合わせて8都市を結ぶ計画を発表済みだ。

機体はエアバス社の小型機「A320」(180人乗り)に統一。全日空の同型機(166人乗り)より座席を2列増やしたほか、着陸から離陸までの間隔を短くし、機材をフル活用する。

機内食や飲み物はすべて有料で、客室乗務員がカートに乗せて販売して回る。座席指定や手荷物の預かりなども有料とし、低運賃を実現した。

井上慎一最高経営責任者(CEO)は「就航から3年目に単年度黒字にし、5年目には利用者600万人と累積損失の一掃を目指す」という。

今年は国内LCCの参入が相次ぐ。7月は日本航空などが出資するジェットスター・ジャパンが成田空港などを拠点に国内線に就航。2013年には短・中距離の国際線にも就航する。全日空がアジア最大のLCCエアアジアと組むエアアジア・ジャパンも、成田を拠点に8月に国内線、10月に国際線に就航する。

韓国やオーストラリアなどのLCCの国際線が日本に乗り入れているが日本の航空市場に占めるLCCの比率はまだ低い。欧米やアジアのようにLCCが定着するのか。試金石ともなるピーチの就航が注目されている。

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