2019年2月20日(水)

船井、オランダ・フィリップスの音響機器事業買収
約180億円で

2013/1/29付
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船井電機は29日、オランダの電機大手フィリップスから、スピーカーやヘッドホンなどの音響機器事業を買収すると発表した。買収額は約180億円で、2013年内に手続きを終える。船井は知名度の高いフィリップスブランドを活用し、手薄とされる欧州や新興国市場を開拓する。

取得する事業には携帯音楽プレーヤーも含まれる。11年の同事業の売上高は15億7500万ユーロ(約1800億円)。フィリップスが13年6月までに本体から切り離し、同事業を引き継ぐ新会社の全株式を船井が取得する。取得費用は全額自己資金でまかなう。フィリップスはリストラの一環で事業の売却先を探していた。

船井はブラジルとアルゼンチンにあるフィリップスの工場も引き継ぐ方向だ。新会社の株式取得から5年半はフィリップスのブランドを使用できる契約を結ぶ。

船井電機は連結売上高の約7割を北米市場で稼ぐ一方、欧州のほか、成長の見込める南米や中国など新興国の販路は手薄だった。フィリップスからこれらの地域の販売ルートを引き継ぐことで、新興国の販路を一挙に拡大させる。ブランド力のあるフィリップスの音響機器の設計・開発ノウハウと、船井の低コスト生産を組み合わせて収益を拡大し、将来は自社開発の音響機器の製品投入にもつなげたい考えだ。

フィリップスはテレビなどから撤退し、医療機器や照明、美容家電などに集中する戦略を進めている。これを受け、船井は北米とメキシコで08年にフィリップスの液晶テレビ、12年に音響機器の使用販売権を取得した。

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