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ヤフー、ユーザー参加検索 LINEのNHNと提携

主観や好みを反映

ヤフーと、無料通話・チャットアプリ「LINE(ライン)」を運営するNHNジャパン(東京・渋谷)は28日、インターネット検索で提携すると発表した。機械的にキーワード検索を行うヤフーの検索手法と、NHNのユーザー参加型検索サービスを「融合」。個人の投稿を独自にランキングし、人気の情報を検索結果の上位に表示する。人の主観や好みを反映するユーザー目線の新たな検索手法を提案し、幅広い利用者を取り込む。

ヤフーの宮坂学社長と、NHNジャパンの森川亮社長が同日、都内で記者会見した。4月から順次、連携を始める。提携により、ヤフーのユーザーは米グーグルなどが得意とする「機械検索」とは違い、人の主観や好みが反映されたコンテンツなども検索結果として閲覧できるようになる。

例えば「花見」と入力すると、現在のヤフー検索サイトでは「全国の桜名所と開花予想」「花見特集」などが上位に表示される。新たにNHNジャパンのサービスと連携すれば、「花見に持って行きたい簡単なおつまみレシピ」「花見の思い出が2倍美しく残る写真撮影のテクニック」など、ユーザーが独自の興味や関心でまとめた記事も上位に表示される。

ヤフーはキーワードごとに関連性の高いサイトを機械的に自動検索するのが特徴。月間閲覧数は479億ページと国内ポータルサイトで最大だ。

一方、NHNジャパンはユーザー参加型の検索サービス「NAVER(ネイバー)まとめ」を提供している。一般利用者がネット上に掲載されている文章や画像、動画などを切り貼りして編集し、コンテンツとして投稿。運営者のNHNジャパンがコンテンツの注目度や作成者の実績などに基づく独自ルールで順序づけ、投稿結果を並べて表示している。

現在では約4100万人が使い、月間閲覧数は12億2800万ページに達した。交流サイト(SNS)などで共有されやすいことから、ソーシャルメディアの普及とともに急成長している。

両社は提携で相乗効果を見込む。NHNはヤフーと組むことで、その時々の世間の関心が高いトピックを意識してコンテンツを配置できる。日々集まる膨大なキーワード検索から時々刻々変わる最新トレンドの分析結果もヤフーから得られる。NAVERまとめの優秀な投稿者に報酬を支払っているNHNはより多くの参加者を集められる。

ヤフーは国内ではポータルサイト最大手だが、米グーグルの追い上げを受けており、自前主義からの脱皮を急いでいる。分野ごとに圧倒的に高いシェアを持つ外部企業と提携し、強いサービスをメニューにそろえてユーザーを送る玄関口としての役割を高めようとしている。ユーザー参加型検索サービスでは昨年春に自社運営から撤退。NHNと組み新たな市場開拓を急ぐ考えだ。

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