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日本ガイシ、NAS電池生産停止 「原因究明に時間」

火災事故、収益に影響も

日本ガイシは28日、大容量蓄電池であるナトリウム硫黄(NAS)電池について、生産を停止したと発表した。三菱マテリアルの筑波製作所(茨城県常総市)に納入したNAS電池が9月下旬に火災事故を起こし、原因が判明していないため。非常用電源や再生可能エネルギーの蓄電用として需要拡大を期待していたが、火災事故の原因究明長期化で、収益への影響も膨らむ公算が大きい。

同日、名古屋市内で記者会見した加藤太郎社長は「9月21日の事故発生から1カ月以上たったが、原因究明に至っていない。今しばらく時間がかかる」と述べた。生産拠点の小牧事業所(愛知県小牧市)では、原因究明の一環で生産を中断している。

2012年1月に稼働予定だった東北電力の能代火力発電所向けの8万キロワット分については、納入を13年3月期に繰り延べる可能性が大きいという。12年3月期のNAS電池の売上高見通しを、280億円から8億円と大幅に下方修正した。

同社はNAS電池を量産する世界で唯一の企業。世界6カ国、174カ所に設置した実績がある。納入済みの顧客については、使用停止を要請しており、工場などの操業継続上やむを得ないという顧客を除く6割が運転をとりやめたという。

同社は28日、12年3月期の連結業績見通しの下方修正を発表したが、このうち純利益の予想は「未定」(従来予想は230億円)とした。原因究明ができ次第、早期に予想を開示するとしている。売上高は前期比2%増の2450億円(同2600億円)、営業利益は25%減の240億円(同300億円)に修正した。

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