三越伊勢丹HD、グループ会社を再編
三越伊勢丹ホールディングス(HD)は28日、4月1日付でグループ会社を再編すると発表した。スーパーと食品の事業会社を合併し、食材などの調達を一本化してコストを削減。成長が見込める通信販売事業は分社化する。これにより一連の統合作業を終える。
伊勢丹子会社で高級スーパーのクイーンズ伊勢丹(東京・新宿)と三越子会社で食品製造・販売の二幸(同・中央)が合併し、新会社「三越伊勢丹フードサービス」を設立する。三越の通販事業部は新会社「三越伊勢丹通信販売」として独立し、品ぞろえを拡充する。
百貨店事業会社である三越と伊勢丹が4月1日付で合併して発足する新会社「三越伊勢丹」の社長には伊勢丹の大西洋社長(55)を起用する。同日付で札幌丸井今井と札幌三越が合併して発足する新会社「札幌丸井三越」の社長には、地方店の運営に精通した新潟三越伊勢丹の杉浦進社長(60)を充てる。
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