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世界最大の携帯見本市、バルセロナで開幕

日本勢、巻き返し狙う

(更新)

【バルセロナ=渡辺直樹、奥平和行】世界最大の携帯電話見本市「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)2012」が27日、スペイン・バルセロナで開幕した。シェアを伸ばす韓国、中国勢が動画性能や保存容量を高めたパソコン並みの性能を持つスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)を相次ぎ発表。富士通など日本勢も世界仕様モデルで巻き返しを狙う。情報機器の主役となったスマホの高機能化が進みそうだ。

携帯電話メーカーが発表した主なスマートフォン
サムスン電子
             (韓)
プロジェクター内蔵の「ギャラクシーBeam」
LG電子(韓)次世代半導体搭載スマホ
ノキア
(フィンランド)
高精細カメラ搭載の「ウィンドウズフォン」など5機種
ソ ニ ー「エクスペリアP」など3機種。テレビ連携や非接触ICが特長
H T C(台)連写カメラ、大容量HDD搭載の「HTC ONE」
華為技術(中)LTE対応型や電力消費を3割減らした機種
Z T E(中)LTE対応型など8機種
富 士 通次世代半導体搭載スマホ
パナソニック
モバイル
5型画面の「エルーガパワー」(世界仕様モデル)
NECカシオ2画面搭載の世界仕様モデル

各メーカーが今春から今夏にかけ、日本を含む世界市場で発売する主力製品を出展した。目玉の1つが「クアッドコア」と呼ばれる4つの半導体をまとめた次世代CPU(中央演算処理装置)を搭載したスマホ。立体表示ゲームや動画の表現力が高まる。韓国・LG電子のほか中国・華為技術、富士通も同CPUを採用した機種を発表した。

米アップルとスマホで首位を争う韓国のサムスン電子はプロジェクター内蔵の機種を発表。台湾・HTCのスマホは高性能カメラを搭載し1万枚の写真が保存できる。各社ともパソコン並みの性能を打ち出す。

携帯電話の世界シェアが3割を下回ったフィンランドのノキアはマイクロソフトの基本ソフト(OS)「ウィンドウズフォン」などを採用した5機種で挽回を狙う。

日本勢ではソニーが人気機種の「エクスペリア」に3機種を追加。テレビとのコンテンツ連携機能などを盛り込んだ。

海外市場開拓が遅れた他の日本勢も相次ぎ世界仕様モデルを発表。パナソニックモバイルコミュニケーションズは5型の大型画面を持つスマホを欧州で販売する。NECカシオモバイルコミュニケーションズは2つの画面を持つ機種などで欧米市場を開拓する。

MWCに米アップルは参加せず、米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」の搭載機種が主な展示となった。米調査会社のガートナーによると世界のスマホ出荷に占めるアンドロイドのシェアは11年に46%と首位に立った。

同日、グーグルのアンディ・ルービン上級副社長が日本経済新聞などの取材に応じ、タブレット端末でもアンドロイドの普及を強化する方針を表明した。タブレットではアップルの「iPad(アイパッド)」が世界シェアの6割以上を握っている。同分野でのアンドロイド普及に向け音楽や電子書籍配信などに加え、新たなサービスの開発・機能拡充を急ぐ。

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