CO2を回収し再利用 重工各社、新技術売り込む

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2013/9/30 7:00
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どれだけの効果があるのか。「これで採掘の割合を約5割に向上できる」と同社の担当者は語る。油田の運営会社にとっては十分に収益改善の要因になるといえる。

■温暖化防止と利益を両立

排ガスを特殊な吸収液と反応させ、CO2を効率的に回収できることなどが同社の技術の利点という。北米や中東などで営業し、今後1~2年以内の受注を目指す。実現すればプラントの総工費は数百億円になる見通しだ。

このほか東芝はグループ会社の福岡県内の火力発電所にCO2分離回収システムを設置し、実証試験を進めている。中国など海外で事業化することも視野に入れており、国内外で着々と準備が進んでいる。

「純粋に温暖化防止というだけの理由で、企業にCO2回収設備を導入してもらうことは難しい」。重工大手の幹部は、事業の実態をこう語る。導入した企業にも利益をもたらす技術を重工各社が実用化することが、結果的に温暖化防止につながる。こんなサイクルを回していくことが、今後は一段と重要になりそうだ。

(産業部 村松進)

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