2019年7月18日(木)

渋滞知らず エコなバス専用道、自治体が熱視線

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2014/1/28 7:00
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専用道路を高速で走るバスの運用方法「バス高速輸送システム(BRT)」に企業や自治体が熱い視線を注いでいる。日立製作所が支援システムを開発したほか、日野自動車はハイブリッドバスを供給する。公共交通を促進し、環境に優しい仕組みとして国内各地で導入計画が相次いでいる。

■利用者は圧倒的に快適

日立製作所は茨城県日立市のBRTにシステムを納入している

日立製作所は茨城県日立市のBRTにシステムを納入している

「BRT」はバス・ラピッド・トランジットの頭文字。乗ってみれば分かるが、BRTは利用者にとって圧倒的に快適だ。専用道は一般車両が入れず、走行も停車も邪魔するものがないため、渋滞はほぼない。一般道との交差点にある信号を除き、次の停留所までノンストップで走り抜く。

昨年3月、茨城県日立市で「ひたちBRT」の運行が始まった。廃線となった日立電鉄線の跡地に市が専用道を整備し、バス事業者の日立電鉄交通サービスが運行。魚介類の直売所である日立おさかなセンターとJR大甕駅前の約3.2キロメートルをバスで結び、この間に約1.3キロの専用道区間がある。

この路線に日立はシステムを供給済み。バスに搭載するICタグと、それを感知するコイルや制御機器、一般車両の進入を防ぐ遮断機、停留所でバスの接近を示す表示器を提供する。

機器自体は目新しいものでないが、パッケージとしてまとめて納入して、利用しやすくする。区間の長さに応じて数千万円から数億円で導入可能。これをほかの地域でのBRT計画に広く売り込んでいく。

BRTは渋滞や低速走行、運行の遅れというバスが持つ致命的な欠点をあらかた解決しており、イメージの違いに驚くだろう。日立のシステムは「機器操作の負担がないから、運転士が運転に集中できる」(日立製作所社会情報システム部の布施康宏主任技師)メリットもある。

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