ルネサス社長「3社が支援」 株主総会で説明

2012/6/26付
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半導体大手ルネサスエレクトロニクスは26日、株主総会を開き、赤尾泰社長が「NEC、日立製作所、三菱電機の主要株主3社が資金支援に応じる意向を示し、主力取引行含めて詳細条件を協議している」と説明した。ルネサスは業績回復に向けたリストラ資金を確保するため、株主3社と三菱東京UFJ銀行など4行に総額1千億円の資金支援を要請していた。

赤尾社長が資金支援問題に言及したのは初めて。人員削減や工場閉鎖などのリストラ資金の調達にメドが付いたことを受け「7月中に収益体質の強化に向けた事業構造改革を公表する」と表明した。

2013年3月期も最終赤字とみられる。経営環境は「世界的に厳しさが続く」としたうえで「大きな赤字のシステムLSI(大規模集積回路)事業では低採算分野から撤退を急ぐ」と話した。

同社株は議決権の9割をNEC、日立、三菱が保有する。一般株主が極端に少ないため、総会出席者は109人、質問者は1人にとどまった。総会に出席した70代男性は「自動車用マイコンで世界首位というが、なぜこんなに赤字なのか。経営者がリストラが本当にできるのか見極めたい」と厳しい表情だった。

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