/

出光など、地熱発電の試掘調査 秋田の国定公園で

出光興産と国際石油開発帝石、三井石油開発は25日、秋田県湯沢市の栗駒国定公園で地熱資源開発の試掘調査を始めた。2012年3月に国が国定公園での開発規制を緩和して以降、初めての調査。環境評価など調査に約10年かかる見通しで、22年度の地熱発電所の運転開始を目指す。

秋田県南部の公園敷地内で、長さ1700メートルを地下に掘り進む掘削作業を開始した。今後、15年度までかけて20平方キロメートルの調査範囲内に4カ所の試掘井を掘り、地質構造、温度や水の流れ具合を調べる。費用は約10億円で、石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が5割を補助する。発電所建設まで含めると、総事業費は70億~90億円かかる見通し。

国内では1999年に東京電力が八丈島で地熱発電所を運転開始したのが最後で、新規開発案件は途絶えていた。日本の地下に眠る地熱資源量は2300万キロワットだが、8割が国立、国定の自然公園の下にあり自然保護の観点から規制が敷かれてきた。資源量の2%にとどまる約50万キロワットしか開発されていない。

東日本大震災以降、再生可能エネルギーに注目が集まるなか、国も数少ない国産資源の地熱開発促進に動き始めた。昨年、環境省は住民の同意や環境配慮を条件に国定公園での地熱開発の規制を緩和。再生可能エネルギーを対象にした全量買い取り制度では、地熱発電所でつくった電気を発電量1キロワット時あたり最大42円で売電することが可能になった。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン