2018年11月13日(火)

グーグルTV、3度目の正直 低価格装置で普及狙う
ウェブコンテンツを大画面で

(1/2ページ)
2013/7/28 7:00
保存
共有
印刷
その他

米グーグルが24日、テレビの攻略に向けた新戦略を発表した。テレビに取り付けてウェブコンテンツの視聴に使う新装置「クロームキャスト」を35ドル(約3500円)という低価格で発売し、一気に普及させることを狙う。米IT(情報技術)大手が新たな収益源として期待するテレビでグーグルは2回の「失敗」を経験済み。三度目の正直となるか。

■スマホやタブレット使い動画を無線転送

「世界では毎月2000億本ものオンラインビデオが視聴されている。でも、使うデバイスはスマートフォンやノートパソコンで、リビングルームの一等地にあるテレビは蚊帳の外だった」。グーグルが24日にサンフランシスコで開いた新製品説明会。開始から40分近く経過したところでスンダル・ピチャイ上級副社長が切り出した。

説明会は「スンダル・ピチャイとの朝食」という名前で1週間ほど前に案内状が配られ、関係者の間ではグーグルが1年前に発売したタブレット(多機能携帯端末)「ネクサス7」を刷新するとの噂が浮上した。果たしてMPU(超小型演算処理装置)や、液晶パネルの性能を高めて“正常進化"した後継機種が登場した。

一方、事前にレーダーに一切引っかからなかったのがクロームキャストだ。USBメモリー大の本体をテレビのHDMI端子に差し込み、スマートフォン(スマホ)やタブレットで操作。選んだ動画を無線転送して再生する。初期設定は簡単で、動画共有サイト「ユーチューブ」や人気映像配信サービス「ネットフリックス」を大画面で楽しめた。国外でも早期に発売する。

ネクサス7の後継機種はスペックを含め多くの情報が事前に伝わっており、大きな驚きはなかったが、説明会の意外な見せ場となったのがピチャイ上級副社長に続いて登壇したマリオ・ケイロス副社長の終盤での発言だ。「技術者が必死に努力し、35ドルで売ります」。本気で売ろうという姿勢を示し、会場からは「おおっ」という驚きの声が漏れた。

グーグルはインターネット広告で圧倒的なシェアを握り、最近はコンテンツ配信サイト「グーグルプレー」を通じた映画や音楽などの販売に力を入れる。いずれも消費者との接点の多さがものを言うビジネスであり、同社はそこを抑えるために多くの時間とコストを費やしてきた。

  • 1
  • 2
  • 次へ

今なら有料会員限定記事もすべて無料で読み放題

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報