丸紅など洋上風力発電の共同運営検討 アジア最大級

2012/12/25付
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茨城県が計画する大規模洋上風力発電事業について、丸紅と風力発電会社ウィンド・パワー・エナジー(茨城県神栖市)が共同運営を検討していることが25日分かった。これまでは両社が別々に手掛ける計画だったが、丸紅の資金力やウィンド・パワーの事業ノウハウを持ち寄り、運営の効率化をねらう。洋上風力発電は建設技術や環境対応などで課題が多いが、日本でも本格的なプロジェクトが動き出す。

丸紅はウィンド・パワーに出資する方針。総発電容量はアジアでも最大級の24万キロワットで、実現すれば総事業費は1000億円規模となる。

ウィンド・パワー・エナジーを改称し「ウィンド・パワー・オーシャン」とする計画。資本金や出資比率は今後検討するが、丸紅とウィンド・パワーの折半出資が濃厚だ。沖合1キロメートルの場所に出力5000キロワットの発電設備を48基建設する計画で、早ければ2016年の稼働を目指す。丸紅などは14年にも決まる可能性のある風力発電の買い取り価格が明らかになり次第、本格的な事業化について判断をする方針。

計画は茨城県が6月に発表した。当初丸紅とウィンド・パワーがそれぞれ12万キロワットずつ運営する計画だったが、日本初の大型案件となるため、世界で実績のある丸紅とウィンド・パワーの共同運営体制をとることにした。丸紅は5月に出資した洋上風力発電設備の据え付け事業会社の活用も検討しているとみられる。

これまで日本には沖合数キロメートルに設置し海底に送電ケーブルを通す本格的な洋上風力発電は無かった。洋上風力発電は太陽光発電に比べ大規模な発電が可能。再生可能エネルギーへの期待が高まるなか、事業化が実現すれば日本のエネルギー自給を促す上で有望な電力源となりそうだ。

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