2019年6月25日(火)

オリンパスに統合提案、テルモが発表 ソニーと争奪

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2012/7/26付
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医療機器大手のテルモオリンパスに対し、共同持ち株会社方式による経営統合を提案したと発表した。財務基盤の強化を急ぐオリンパスは、ソニーから約500億円の出資を受け入れる方向で最終調整しており、内視鏡やデジタルカメラでの協業内容を詰めている。テルモは経営統合の提案内容を公表し、オリンパスの株主らの支持を取り付けて巻き返す狙いがある。

東証1部上場企業がM&A(合併・買収)に際し、合意前に統合提案を公表するのは異例。提携交渉で先行するソニーに対抗し、どちらがオリンパスの企業価値向上につながるかを株主に問いかける。オリンパスは慎重に検討して提携先を決める方針だが、ソニーがなお優位とみられる。

テルモはオリンパス本体への500億円出資と、両社で統合を協議する委員会の設置を提案した。共同持ち株会社の下に事業会社のテルモとオリンパスを置く形を想定している。テルモは現在、オリンパスに2.1%を出資している。追加出資が実現すれば15%弱の筆頭株主となる。

オリンパスとテルモの医療機器の売上高はそれぞれ世界15位程度。経営統合すれば単純合算で8位に浮上する。テルモは心臓血管治療などに使うカテーテルが、オリンパスは消化器の診断などに用いる内視鏡が強み。得意な製品が重複しておらず、テルモは相乗効果が高いとみている。

一方、ソニーはオリンパスに約500億円を出資したうえで、内視鏡分野で共同出資会社を設立する交渉を進めている。オリンパスの内視鏡に、ソニーの画像センサーや映像技術などを組み合わせ、事業を強化する狙いだ。

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