エルピーダ、1500億円減資 優先株償還など備え
総会に議案 株式発行枠を倍増

2012/2/23付
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エルピーダメモリは23日、3月28日に臨時株主総会を開催し、1500億円の減資と株式発行枠の倍増についての議案を付議すると発表した。優先株の償還や資本増強に備える狙い。資金繰りで厳しい状態が続くなか、独自に財務的な対策を講じることで資金不足に陥る事態を防ぐ。

減資をするのは優先株償還の原資となる分配可能額を確保するため。優先株を保有する日本政策投資銀行は4月1日以降になればエルピーダに対して同株の買い取り請求ができる。

エルピーダは11年12月末時点でその他資本剰余金が600億円ある一方で繰越欠損金1150億円を抱えており、現時点で分配可能額が大幅なマイナスになっている。資本金2361億円のうち1500億円を取り崩してその他資本剰余金に振り替え、約310億円の優先株償還に備える。

同時に普通株の発行枠を8億株に倍増できるようにする。1月末で新株予約権付社債(転換社債=CB)など普通株式に転換される可能性がある潜在株式を含めると約3億8800万株あり、発行枠のほぼ上限に達していた。

事業継続には資本の増強が不可欠であり、第三者割当増資や公募増資などを機動的に実施できる仕組みを整える。エルピーダは米半導体大手、マイクロンテクノロジーなどと資本・業務提携に向け交渉を進めている。提携実現に備え、普通株の発行枠を拡大する。

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