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格安航空のジェットスター、関空拠点に大幅増便

2012/8/23 20:23
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日本航空などが出資する格安航空会社(LCC)ジェットスター・ジャパンは23日、関西国際空港の発着便を大幅に増やすと発表した。同日時点の1路線2便を12月までに4路線20便にする。関空を成田空港に次ぐ第2の拠点と位置付ける。首都圏だけでなく関西の需要も本格的に掘り起こす。拠点を複数持つのは国内LCCで初めて。

23日時点で関空には成田と結ぶ1路線2便しかない。関空―那覇線を10月から1日2便運航し、12月に4便に増やす。今月24日から2便ずつ運航する札幌線と福岡線や既存の成田線も増便し、12月には関空で4路線20便を運航する体制になる。その後も国内線を増便し、国際線の開設も計画する。

関空の拠点化に伴い関西で客室乗務員や操縦士、整備士の採用を進め、約80人の雇用を見込む。鈴木みゆき社長は23日の記者会見で「関空は24時間運用で発着枠にも余裕がある。国際線との乗り継ぎ需要も期待できる」と述べた。

一方、国内4路線16便を運航してきた成田でも福岡線などを増便し、12月までに合計28便に増やす。同社は7月の就航以来、成田の混雑や夜間の飛行制限の影響で欠航を出す事態が相次いでいる。代替機がないため定時運航が必要なLCCに成田は使いづらいとされるが、鈴木社長は「成田は今後も主要拠点」と話した。

全日本空輸などが出資するピーチ・アビエーションは那覇空港を関空に次ぐ第2拠点にする方向で検討中。同じく全日空系で成田が拠点のエアアジア・ジャパンは中部国際空港を第2拠点の候補としている。ジェットスターの鈴木社長は「今後は国内第3、第4の拠点も持つ必要がある」と述べており、国内LCCの路線拡充が進みそうだ。

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