2018年2月21日(水)

恋愛は量子論で解決 現代アーティスト スプツニ子!さん

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2013/10/27 7:00
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 現代アーティストで米マサチューセッツ工科大(MIT)メディアラボ助教のスプツニ子!さんは、スラッとした長身のモデルのような女性だ。ともに数学者である日本人と英国人の両親の間に生まれ、飛び級で英インペリアル・カレッジ・ロンドン大に進学。数学と情報工学を専攻したバリバリのリケジョでもある。同世代の女性から圧倒的な支持を集めるスプツニ子!さんに、リケジョの魅力や生き方について聞いた。(聞き手は林英樹)

現代アーティストのスプツニ子!さん

現代アーティストのスプツニ子!さん

■難題にも「できる」と即答

 ――最新作では夢をかなえるために奮闘するリケジョを描いている。リケジョとはどんな女性なのか。

 「理系を専攻していると、男っぽいと思われがちだが、まったく違う。きちんとメークをしておしゃれも楽しむ。女性は一般的に無理な指示を受けると『できません』と拒否するが、リケジョはあえて『できます』と言ってやってみることが多い」

 「私は量子論を私生活にも応用している。恋愛など私生活で良くないことが起きると、『観測されないものは存在しない』と思い込めるので傷つかない。相対性理論で解決できる問題もある」

 ――リケジョはどう振る舞えばいいのですか。

 「絶対に泣き寝入りしてはだめ。女性は色々なことができない方がかわいいという社会的な暗示があるので、あえて『自分はできる』と強く思い込んでほしい」

 「女性が少ない環境なら自分しか出せない独自の視点を見つけること。社会が守ってくれないのは逆に社会から自由というふうに考えて、日本にこだわる必要なんてない。身軽に海外に飛び出せばいい」

 「最新作を視聴した多くの女性から感動したと言われた。がんばる女性を正面から取り上げる映像が少なかったからだと思う。リケジョは必ず男性社会の壁にぶつかる。侮辱的な対応を受けることも多い。かといって『男性に対峙する』という意識を強く持ちすぎると、相手と同じレベルに落ちてしまう」

■独自の視点見つけて

 ――リケジョで得したことはありますか。

 「数学者の両親の教育のおかげで幼い頃から『良い会社に入ってちゃんと結婚をして……』という考えはなかった。学問は金もうけのためではない、新発見は貴いものという意識がある。お金や生活は後から付いてくるもの。自分しかできないものを形にできれば誰かがその対価を払ってくれる」

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