2019年7月18日(木)

LED照明戦国時代、駆け上がるアイリスオーヤマ

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2013/5/27 7:00
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白熱電球、蛍光灯から発光ダイオード(LED)へ。日本の照明市場で急速な主役交代が進んでいる。照明コストに敏感なコンビニエンスストアの7割、スーパーの6割はすでにLED照明に切り替えた。この波に乗って躍進しているのが最後発のアイリスオーヤマだ。日用品大手でホームセンターなどに販路を持つ同社は、国内照明市場の二大メーカーであるパナソニック、東芝を脅かす存在になりつつある。

■たった5人でスタート

スーパーやオフィスでもLED照明の導入が進んでいる

スーパーやオフィスでもLED照明の導入が進んでいる

「社内で、『人さらい』と呼ばれています」

アイリスオーヤマLED事業本部の石田敬執行役員本部長は苦笑いする。

同社が法人向けのLED照明事業を展開するため、東京に事業本部を構えたのは2010年夏。最初はたった5人の本部だった。しかしLED照明の法人需要はコンビニ、スーパーからホームセンター、ドラッグストアに広がり、工場やオフィスでも引き合いが増えている。業容の拡大に合わせて仙台の本社などから人をかき集め、今では120人を超える大所帯になった。

12年の国内LED照明市場は約5200億円。パナソニック(シェア24%)、東芝(同15%)、遠藤照明(同6%)、アイリスオーヤマ(同5%)の大手4社で市場の43%を占めている。

LED照明の消費電力は白熱電球の10分の1で、寿命は蛍光灯の3~4倍。環境性能の高さが注目されていたが、問題は価格だった。08年にパナソニックが発売したLED電球は1個9800円で1個100円の白熱電球の100倍。一般家庭で手が出せる価格ではなかった。

しかしシャープや東芝との価格競争の中で09年には4980円まで下がり、普及が始まった。アイリスオーヤマは10年、2980円の製品をひっさげて参入した。

もっと早い段階での参入も可能だったが、同社は2980円で売れるところまで原価が下がるのを待った。この値段に大きな意味があったからだ。石田本部長が解説する。

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