関電、電力使用率が震災後最高に 4社から緊急融通

2013/8/22付
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関西電力は22日、中部電力など4社から合計50万キロワットの緊急融通を受けたと発表した。想定を上回る需要の増加に火力発電所のトラブルが重なり、需給逼迫の懸念が強まったため。同日の管内の電力使用率(供給力に対する需要の割合)は東日本大震災後、初めて96%に達した。融通した中部電、中国電力管内でも22日にはピーク需要が今夏最大を更新。綱渡りの供給が続く。

関電によると、緊急融通の要請は2005年12月以来。22日午後1~5時の間、中部電と中国電から20万キロワットずつ、北陸電力と四国電力から5万キロワットずつの融通を受け、全体で2931万キロワットの供給力を確保した。

需要は午後2時台に2816万キロワットに達し、震災後最高を記録した。関電は前日夜の時点で最大需要を2710万キロワットと予想していたが、約100万キロワット上振れしたことになる。朝方からの気温上昇に加え、午後に開催された高校野球の全国大会決勝戦を自宅などで冷房をつけてテレビ観戦する人が多かったことが需要を押し上げたもよう。

供給面では午前11時半ごろ、南港火力発電所3号機(大阪市、出力60万キロワット)で貝などがフィルターにつまり、出力を約30万キロワットに抑制せざるを得なくなった。

23日には設備の不具合で停止していた舞鶴火力発電所1号機(京都府舞鶴市、出力90万キロワット)が復旧するが、猛暑が続くことから需要も引き続き高水準となる見通し。関電は同日の電力使用率を95%と予測している。

電力を融通した中部電では22日の最大需要が2623万キロワットとなり、2日連続で今夏最大を更新。中国電は1112万キロワットに達し3日連続となった。いずれも電力使用率は90%を超えた。

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