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ソニーとパナソニックを「投機的」に フィッチが格下げ

欧米系の格付け会社フィッチ・レーティングスは22日、ソニーパナソニックの長期発行体格付けを「投機的」とされる水準に下げた。両社とも投機的な水準の格付けは初めて。これまではともに投資適格の中で最下位の「トリプルBマイナス」だった。格付けの見通しはいずれも「ネガティブ(弱含み)」としており、一段の引き下げの可能性がある。

ソニーは3段階の格下げで「ダブルBマイナス」となった。主力製品で技術優位を失ったことと、競争激化、先進国の景気低迷、円高などで収益性の回復が遅れると指摘。音楽と映画の安定性や、半導体など部品の改善を、家電や通信の不振が打ち消すとみている。

パナソニックは2段階の引き下げで「ダブルB」とした。テレビなど中核事業での競争力低下に加え、キャッシュを生み出す力が弱くなっているという。構造改革によって長期的には収益性の回復につながる可能性があるが、立て直し策が未達に終わるリスクもあると指摘している。

ムーディーズ・ジャパンは今月、両社を「Baa3」に格下げ。スタンダード・アンド・プアーズは9月にソニーを、今月にパナソニックを、ともに「トリプルB」に引き下げているが、いずれも投資適格の水準だ。

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