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iPS細胞などの大量培養装置開発 ニプロや京大

ニプロや京都大学などは22日、様々な細胞に成長するiPS細胞などを再生医療向けに培養する装置を開発したと発表した。特殊な容器を使い他の培養装置に比べ大きさを3分の1とし大量培養しやすくした。密閉した中で安全性を保ち移植治療に必要な分だけ細胞を増やす。再生医療を手掛ける医療機関や大学の利用をにらみ2年後の実用化を目指す。

開発した装置は内部に設置した特殊なバッグ状の容器の中でiPS細胞を培養して増やす。大きさは幅約2.3メートル、高さ約1.6メートル、奥行き約80センチメートル。既存のボトル状の容器に比べて余分な空間が減らせる。

iPS細胞は培養液を毎日交換しなければならない。新装置は自動で培養液を交換、増やした細胞を回収できる。胚性幹細胞(ES細胞)やほかの細胞の培養にも利用できる。

再生医療ではウイルスや菌への感染を防ぐため、安全性の高い特殊な無菌室で細胞を作る。設備費に1億円以上かかることが普及への課題となっている。ニプロは特殊な無菌室でなくても利用できるように安全性を高める改良をして実用化する考え。価格は2000万円程度。年5億円の売り上げを目指す。国内外の医療機関や研究機関の需要を見込む。

将来の再生医療を見込んで、細胞培養装置を手がける企業は増えている。川崎重工業やパナソニック子会社のパナソニックヘルスケア、カネカなども販売している。再生医療関連市場は2020年に1兆円超になるといわれている。

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