スマホ向け有機ELパネル試作、ジャパンディスプレイ

2013/5/21付
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中小型液晶最大手、ジャパンディスプレイ(東京・港、大塚周一社長)は21日、2014年春からスマートフォン(スマホ)向けに有機ELパネルの試作を始めると発表した。石川県の工場に約200億円を投じてラインを設ける。材料や生産技術を検証し、早ければ15年度に量産を始める。中小型の有機ELパネルで9割のシェアを握る韓国サムスン電子を追い上げる。

石川工場(石川県川北町)に試作ラインを設ける。生産するのは5.2型のスマホ用パネル。生産能力は4.5世代(730ミリメートル×920ミリ)のガラス基板ベースで月4000枚を予定している。

パネルは白色の有機材料の上にカラーフィルターを載せる。1インチ当たりの画素数は423ピクセルとフルハイビジョン(HD)を実現。サムスンは4月下旬に発売したスマホの新製品「ギャラクシーS4」でフルHDの有機ELパネルを搭載し、先行している。

同日、6月に稼働する茂原工場(千葉県茂原市)でパネルの組み立て工程の一部を手がけることを明らかにした。茂原はガラス基板に成膜する「前工程」の工場だが、設備を部分改良して不良品発生率を抑える。茂原で手がける製品の1~2%程度が対象になるとみられる。

ジャパンディスプレイは日立製作所、東芝、ソニーの中小型パネル事業が統合し、12年4月に発足した。13年3月期の売上高は前の期比でほぼ横ばいの4500億円程度だったようだ。

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