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内視鏡の生産能力3割増 オリンパス、200億円投資

オリンパスは21日、福島県と青森県の3工場で消化器内視鏡の生産能力を3割増やすと発表した。投資額は合計約197億円。消化器内視鏡は同社の売上高の約4分の1を占める主力事業で、世界シェアの7割を握る。日米欧などの先進国に加え、中国など新興国でも需要が拡大していることに対応。国内生産拠点の増強で、さらに優位に立つ狙いだ。

対象はいずれも生産子会社の会津オリンパス(福島県会津若松市)、白河オリンパス(同県西郷村)、青森オリンパス(青森県黒石市)。各工場に新棟を建てる。敷地内の古い建屋などの設備を一部移管し、生産効率を高める。

会津オリンパスでは94億円をかけて延べ床面積2万2千平方メートルの新棟を建設。16年に稼働する。体内に挿入する内視鏡や周辺機器を増産する。08年のリーマン・ショック後に凍結していた投資計画を再開する。

白河オリンパスへの投資額は約86億円。15年に操業をはじめ、内視鏡の筐体(きょうたい)を製造する。処置具の開発と製造を手掛ける青森オリンパスは16年の稼働を予定する。約17億円をかけ、延べ床面積3000平方メートルの新棟を建設する。増強に合わせ、現在の3工場の従業員数の25%にあたる550人を新たに雇用する。

オリンパスは今後、中国やインドなどの新興国での事業拡大を急ぐ。17年3月期の消化器内視鏡を含む医療事業の売上高を、今期見通しより約5割多い5700億円に引き上げる計画。消化器内視鏡は同社が世界シェアの7割を握り、各15%の富士フイルムやHOYAを引き離している。

オリンパスは消化器内視鏡の国内生産拠点をすべて国内に置く。世界市場で高い競争力を維持していることに加え、海外への技術流出を防ぐ狙いもあり国内拠点を増強することにした。

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