携帯端末、触れずに操作 東大が新技術(日経産業新聞4月22日付から)
東京大学の石川正俊教授らは、携帯電話などのモバイル機器を画面に触れずに指のしぐさだけで操作する新技術を開発した。画面近くに高速カメラを組み込み、指を画面に近づけると拡大表示したり、指を左右に振るとページをめくったりする操作を実現した。今後モバイル機器でも3次元(3D)映像の表示などが普及するとみて、タッチパネル方式を超える操作性と使い勝手を目指す。
高速カメラと画像処理回路を搭載したモバイル機器を試作した。今後、携帯機器メーカーやソフトメーカーに採用を呼び掛け、新技術の実用化につなげる考えだ。
高速カメラは毎秒154枚の画像を撮影できる。独自の画像処理技術を応用し、指の素早い動きでも細かくとらえることに成功した。
(全文は日経産業新聞4月22日付「1面」に掲載)