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大阪ガス、損失290億円計上 シェールガス掘削が期待はずれ

大阪ガスは20日、米国で権益を取得したシェールガス鉱区について、現在の技術では想定した量を掘り出すことが難しいと発表した。投資額のうち290億円を2014年3月期に特別損失として計上する。事前調査では予測できなかったという。シェールガスの開発リスクが露呈した格好で、他の総合商社やエネルギー企業の動向にも影響を与える可能性がある。

大ガスの14年3月期の連結純利益は特損が響き、前期比32%減の355億円になる見通し。従来予想していた23%増の645億円から一転、減益になる。

問題となっているのは米テキサス州南西部の「ピアソール・シェールガス・オイル開発プロジェクト」。大ガスは昨年6月、米キャボット・オイル・アンド・ガスから権益の35%を取得し、累計で約330億円を投じてきた。

ただ地下3300メートルのやや深いエリアで地層に難があったため、「現在の掘削技術では経済性に見合った量を確保できない」(大ガス)ことが判明。ガス・原油の販売高は当初想定の14%程度にとどまっており、特損の計上を決めた。今後も鉱区は閉鎖せずに生産・販売を続けるという。

開発ラッシュに沸く北米のシェールガス事業で日系企業が大がかりな損失を出すのは異例。開発を巡ってリスク評価の巧拙が改めて問われそうだ。

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