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ダイハツ、ムーヴに衝突回避機能 「軽」で初
登録車からの乗り換え促す

2012/12/20 20:30
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 ダイハツ工業は20日、軽乗用車に初めて衝突回避支援システムを採用した「ムーヴ」の改良モデルを発売した。安全性能の強化でスズキやホンダの軽に対抗するだけでなく、登録車(排気量660cc超)からの乗り換えを促す。天井の高い「トールワゴン」型としては競合車種を下回る107万円に最低価格を下げ、ガソリン1リットルで走行できる距離も29.0キロメートルと最長にした。

ダイハツが衝突回避支援システムを新たに搭載した軽自動車「ムーヴ」

ダイハツが衝突回避支援システムを新たに搭載した軽自動車「ムーヴ」

 現行のムーヴは発売から2年が経過しており、ダイハツは通例よりも大幅な変更を加え「旗艦車種としてあらゆる機能を盛り込んだ」(伊奈功一社長)。室内空間が広いトールワゴン型ではホンダが11年12月に新型車「N BOX」、スズキが12年9月に新型「ワゴンR」を発売しており、改良モデルで対抗する。

 燃料1リットルの走行距離を従来より2キロ延ばし、ワゴンRの28.8キロを超えた。変速機内部のオイルを熱交換器で最適温度に調整し、エンジンへの負荷を減らす技術を採用し、燃料の消費を抑えた。

 衝突回避支援システム「スマートアシスト」は、レーザーで前方車両を検知し、緊急ブレーキも作動させて追突を回避する。発進時にペダルを踏み間違えるなどして壁にぶつかるのを防ぐ機能もある。

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 最低価格は107万円と従来より5万円下げ、衝突回避支援システムを搭載した場合の価格上昇も5万円に抑えた。他社の登録車では10万円以上かかる場合が多いが、検知できる対象物を限定するなどしてコストアップを抑えた。

 月間販売目標は1万2000台。軽の生産拠点である滋賀工場(滋賀県竜王町)のほか、来年2月から登録車工場である京都工場(京都府大山崎町)でも生産を始める。

 12年1~11月の軽販売台数は前年同期比33%増の185万台。エコカー補助金・減税の効果に加え、ホンダが新型車を相次ぎ発売したことで市場が活性化した。ただ、安全性や走行性能を不安視する見方も根強く、ダイハツはムーヴの大幅改良で登録車に乗っている顧客層の取り込みを狙う。

 軽自動車では日産自動車と三菱自動車も13年前半に共同開発車を発売する計画を打ち出しており、開発競争は一段と激化しそうだ。

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