抗がん剤、低副作用を競う 分子標的薬を中外など投入
[有料会員限定]
製薬各社が従来の薬に比べて副作用の少ない新型抗がん剤を相次ぎ発売する。「分子標的薬」と呼ばれる製品で、中外製薬は親会社のスイス製薬大手ロシュと組み2014年にも乳がん治療薬を、エーザイは来年にも甲状腺がん治療薬を投入する。がんは「遺伝子の病気」といわれる。遺伝子検査を踏まえて投与するため効果が予測しやすい。抗がん剤の無駄な投与が減り、患者負担の軽減にもつながりそうだ。
中外製薬は14年以降、乳が...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り731文字