無線LAN基地局 ドコモ、12万~15万局に
12年度末
NTTドコモは公衆無線LAN(構内情報通信網)の基地局数を大幅に増やす。当初は今年度末までに基地局を10万局設置する予定だったが、9月末までに7万局に増やし、年度末には12万~15万局にする。スマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)の普及に伴うデータ通信量の急増に対応する。
20日に東京都内で記者会見した加藤薫社長が明らかにした。光ファイバーなどを経由してインターネットにつながる公衆無線LANを広め、通信の混雑緩和につなげる狙いだ。
ドコモ以外の通信会社も公衆無線LANの設置を推進中。ソフトバンクは24万カ所に基地局を設けているほか、KDDI(au)も10万カ所に設置している。
またドコモは同日、一部のスマホのデータ通信料金の引き下げについても発表。10月から高速データ通信サービス「Xi(クロッシィ)」のデータの通信容量を月3ギガバイトに抑える代わりに、月額料金を1050円安い4935円とする。通信容量が月7ギガバイトで、月額5985円のプランは継続する。
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