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全日空、客室乗務員の正社員採用を再開 20年ぶり

全日本空輸は19日、2014年4月入社以降の客室乗務員(CA)の採用形態で20年ぶりに正社員採用を再開すると発表した。従来は契約社員として入社し、3年たたないと正社員に移行できなかった。現在の契約社員も来年4月以降、本人の希望で原則、正社員にする。長期雇用の確保や、実力に応じた昇給・昇進を可能にすることで優秀な人材の獲得を狙う。

年金・退職給付費用などは増えるが、新卒採用数の抑制などでCAの総人件費は変わらないようにしコスト増を避ける。

全日空にはCAが現在約6000人在籍し、うち約1600人が契約社員。契約社員はチーフパーサーと呼ぶ現場リーダーになれなかったが、正社員なら入社歴が浅くても実力次第で、給与が高くやりがいのあるポストに昇格可能になる。新卒採用だけでなく、同業他社からの中途採用でも優秀な人材の応募が増えるとみている。

1995年4月からの契約社員採用の導入に伴う賃金体系の変更で、90年代初めに700万円程度だったCAの平均年間給与は13年3月末時点で約449万円にまで低下。今回の正社員採用の復活でも賃金抑制傾向を当面継続し、平均年間給与は「ほぼ同等で変わらない」(山本勝敏客室センター業務推進部長)。

同じく95年以降、CAの正社員採用を停止している日本航空は、再開について未定としている。

格安航空会社(LCC)の台頭で業界の競争は激しさを増しており、競争力の源泉としてCAの士気向上を図りつつ、コスト削減も継続する。

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