任天堂「Wii U」米国で発売 1000人が行列
品薄の店も
任天堂は18日、家庭用ゲーム機の新機種「Wii U(ウィー・ユー)」を世界に先駆けて米国で発売した。ニューヨークの直営店では約1000人が行列をつくったほか、他の販売店でも前夜から列ができ、1時間程度で品切れになる店も出た。12月にかけて順次発売する日欧でも好調な出足となるかどうか、注目が集まりそうだ。
同社によると「店頭、オンラインともに品薄感がある」といい、特に本体のメモリー容量が大きく価格が349.99ドルと高額な「デラックスセット」(日本での価格は3万1500円)の売れ行きが好調。すでにネット競売大手の米イーベイでは任天堂の販売価格を100ドル以上、上回る値付けでの出品も見られる。対応ソフトは29タイトルを同時発売した。
任天堂は13年3月末までのWii Uの販売目標を世界で550万台に設定した。2006年の年末商戦に発売した前作機「Wii」(07年3月末までに584万台販売)を下回る計画となっている。