2018年1月24日(水)

家庭充電型ハイブリッド車、ホンダが13年メド発売
トヨタは12年に、開発競争が加速

2010/7/20付
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 ホンダは2013年をめどにプラグインハイブリッド車(PHV)と電気自動車(EV)を発売する。ハイブリッド車(HV)の米国生産の検討にも入った。トヨタ自動車はPHVとEVを12年から量産する方針を打ち出している。環境技術で世界をリードする国内大手2社が、HVに続く次世代自動車を相次ぎ投入することで、環境対応車の開発競争が加速し、市場拡大にも弾みがつきそうだ。

 ホンダはPHVとEVに関連する技術の確立と商品化を「3年以内」とする方針を固めた。伊東孝紳社長が20日に記者会見を開き、PHV、EVなど次世代自動車の投入計画を正式に表明する。

 PHVには高性能のリチウムイオン電池を搭載し、家庭のコンセントでも充電できる。従来のHVが減速時に発電して蓄えた電気を、発進・加速時などにあくまでエンジンの補助として使うのに対し、PHVは短距離なら電動モーターだけで走行が可能。燃費はトヨタのHV「プリウス」のガソリン1リットルあたり38キロメートルをさらに上回る見通しで、二酸化炭素(CO2)排出量も減らせる。

 ホンダは燃費を同60キロメートル以上とし、年間数万台規模で販売することをめざす。HVに続く次世代自動車の本命と位置付け、日米など主力市場への先行投入を検討する。トヨタが12年に量産するPHVはプリウスをベースに開発し、燃費は57キロメートルにする計画だ。

 EVについては米カリフォルニア州の環境規制強化をにらみ、ホンダはまず米市場に投入する。同州では12年ごろから、ガソリンエンジン車を販売するメーカーに対し、排出ガスが出ないZEV(ゼロ・エミッション・ビークル)の販売も増やすことを求めるため。米以外への展開も順次、検討する。

 「インサイト」など3車種を展開するHVは米工場での生産の検討に入った。現在は鈴鹿製作所(三重県鈴鹿市)だけで組み立てており、初の海外生産となる。車種も13年までに5程度増やす計画だ。

 HVでは、09年度に国内でトヨタがプリウスを27万台強、ホンダがインサイトを約10万台販売した。国内販売に占めるHVの比率は1割程度。政府は次世代自動車の普及目標として、20年にHVが全体の20~30%、PHVとEV合計で15~20%と設定している。ホンダは技術的にHVの延長線上にあるPHVやEVの開発を加速させ、トヨタと並んで次世代車の市場で主導権を握る考えだ。

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