楽天、ケンコーコムを買収 健康食品ネット通販
株の過半取得
楽天は17日、医薬品・健康食品のインターネット通販を手掛ける東証マザーズ上場のケンコーコムを買収すると発表した。ケンコーコムが6月に実施する第三者割当増資の全額を引き受け、資本業務提携する。15億円を投じ、ケンコーコム株の40%を取得。楽天子会社の保有株を合わせると、出資比率は51%になる。
すでに楽天の投資子会社、RSエンパワメント(東京・品川)はケンコーコム株の約18%を取得済み。今回の増資引き受けで、楽天はケンコーコムの経営権を握る。
ケンコーコムは楽天傘下で健康食品の販売拡充、物流インフラの効率化、海外市場の開拓に取り組む方針。楽天が指名する4人の取締役も迎え入れる考え。ケンコーコムは同業のウェルネット(横浜市)とともに、一般用医薬品(大衆薬)のネット販売権をめぐって国と争っており、この問題に楽天も親会社として関与するもようだ。
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