/

神戸製鋼、ナブテスコ全株を売却 取引関係は継続

財務改善へ458億円相当

神戸製鋼所は17日、保有するナブテスコ株1510万株すべてと退職給付信託口を通じて保有する401万1000株を売却すると発表した。同日の株価終値で単純計算すると458億円に相当する。同社は資産売却を通じ資金効率を高めて財務体質の改善につなげる。取引関係などは売却後も継続するとしている。

神戸鋼は2003年9月からナブテスコ株を保有し、信託口と合わせて発行済み株式総数の約15%を握る筆頭株主。12年3月末時点の貸借対照表では320億円強で計上している。売却は今期の業績予想には織り込んでおらず、価格次第で特別利益が発生する可能性がある。

売り出し価格は27日~30日までのいずれかの日の終値に0.9~1.0をかけた価格を仮条件として需要状況を勘案した上で決定。野村証券と大和証券を共同主幹事とする引受団がいったん引き受けて、売り出す。

神戸鋼の13年3月期の経常損益は181億円の赤字。鋼材市況の悪化で厳しい経営環境が続いている。収益をけん引してきた建機事業も中国景気の減速などで失速気味だ。

今期は黒字に転換する計画だが、会計上の利益押し上げ要因が支える面もあり、抜本的な改革には至っていない。財務体質の改善策として資産売却で1000億円程度を捻出する計画で、今回の売却はその一環となる。

神戸鋼はナブテスコから油圧機器などを購入したり、鋼材を販売したりするなどの取引関係がある。また、ナブテスコには神戸鋼から社外取締役が派遣されている。全株を売却後も「取引や人的交流は続ける」(両社)としている。

ナブテスコは旧帝人製機と旧ナブコが03年に経営統合して発足。ナブコはもともと神戸製鋼所の関係会社だった経緯がある。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連キーワード

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン